「未経験からIT業界に転職したいけど、システムエンジニアとWebデザイナーのどちらを目指すべき?」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
どちらも魅力的な職種ですが、仕事内容や必要なスキル、年収水準には違いが出てきます。
本記事では、それぞれに必要なスキルや向いている人の特徴を詳しく解説します。
さらに、未経験から転職を成功させるための具体的な学習方法も紹介。
どっちに転職しようか悩んでいる方が適性や興味に合った職種選びができるよう、実践的な情報をお届けします。
- システムエンジニアとWebデザイナーの違い
- システムエンジニアとWebデザイナーおすすめする人の特徴
- 未経験からシステムエンジニア・Webデザイナーに転職する方法
システムエンジニアとは

システムエンジニアの簡単な仕事内容を説明しますね!
システムエンジニア(SE)は、企業や組織の業務課題を、システムで解決する専門職です。
クライアントの要望を聞き取る要件定義から始まり、システムの設計やプログラム作成、納品後の保守・運用まで幅広く業務を手がけます。
そしてシステムエンジニアの仕事は、上流工程と下流工程に分かれています。





システムエンジニアって言っても、役割は細かく分かれているんですね!
またプロジェクトの規模によっては、数十人のチームをまとめるリーダー的な役割を持つ人も存在します。
したがってシステムエンジニアは技術力だけでなく、コミュニケーション能力や課題解決能力も重要な職種といえるでしょう。
システムエンジニアってコミュニケーションが重要って本当?そう思っている方に向けた記事もご用意しています!


Webデザイナーとは



次に、Webデザイナーの仕事内容を説明しますね!
Webデザイナーは、Webサイトやアプリケーションの、見た目や使いやすさをデザインする専門職です。
ユーザーが快適に利用できる画面を作成し、加えて視覚的に魅力的で機能的なデザインを提供します。
単なる見た目の美しさだけでなく、使いやすさを考慮したデザインが求められます。
Webデザイナーはデザインツールでの作業だけでなく、HTML/CSSやJavaScriptの知識も必要です。
レスポンシブデザインやユーザーエクスペリエンス(UX)の観点から、使いやすさと美しさを両立させたWebサイトを制作します。
クライアントの要望を汲み取り、ターゲットユーザーに適したデザインを提案・制作する創造性と技術力が必要な職種です。



作るのが好き、デザインが好きという方にぴったりな職種ですね!
システムエンジニアに必要なスキル





では、システムエンジニアに必要なスキルを紹介していきます!
システムエンジニアとして活躍するためには、技術的なスキルと業務スキルの両方が必要です。
- プログラミング言語
- 開発工程スキル【要件定義~運用・保守】
- IT環境スキル【サーバー・ネットワーク・セキュリティ】
次に主要なスキルを詳しく見ていきます。
プログラミング言語
まず、システムエンジニアには複数のプログラミング言語の習得が求められます。
Java・PHP・Python・Ruby・C#などが代表的にあり、案件や企業によって使用言語は異なります。
以下、その代表的な言語について簡潔にまとめました。
プログラミング言語 | 主な用途 | 特徴 |
---|---|---|
Java | アプリ開発、業務システム など | オブジェクト指向が強く、大規模開発に向いている |
PHP | Webアプリ、Webサなど など | Web開発に向いており、初心者にもおすすめ |
Python | AI、データなど など | AIや機械学習分野に強い |
Ruby | Webアプリ など | Webアプリ開発に向いており、コードが読みやすい |
C# | Webアプリ、ゲーム など | Microsoft製であり、ゲーム開発に向いている |
その企業が扱っているプログラミング言語のスキルを習得する必要があります。
開発工程スキル【要件定義~運用・保守】
プログラミング言語だけでなく、システム開発の全工程を理解し、各段階に対応できる能力が必要です。
例えば要件定義では、顧客の業務課題を正確に把握し、システムで解決すべき内容を明確にします。
その後の設計書作成では、要件を技術的に実現するための詳細な設計を行います。
プログラム作成では設計書に基づいて実際のコーディングを進め、テスト工程では品質を担保するための検証が必要不可欠です。
また納品したらそれで終わりではありません。システムがちゃんと動いているか確認する運用や、不具合が起きたときに対応する保守も重要です。
それぞれの工程で異なるスキルセットが要求されるため、幅広い知識と経験の積み重ねが重要になります。
IT環境スキル【サーバー・ネットワーク・セキュリティ】
システムを動作させるインフラ環境についての理解も欠かせません。
サーバーの構築・運用、ネットワーク設計、セキュリティ対策など、システム全体を支える基盤技術の知識も必要になってきます。
インフラ環境の分野について、以下にまとめました。
技術分野 | 概要 |
---|---|
サーバー技術 | Linux、AWS、Azure など |
ネットワーク | 通信プロトコル、ファイアウォール設定 など |
セキュリティ | 暗号化、認証システム、脆弱性対策 |
システムを支える基盤の知識も、エンジニアにとって重要な要素となってくるでしょう。
Webデザイナーに必要なスキル





次に、Webデザイナーに必要なスキルを紹介しますね!
Webデザイナーとして成功するためには、デザイン力と技術力の両方を身につける必要があります。
- デザインの知識
- HTML/CSSやJavaScript
- Adobe製品の知識【Photoshop・illustrator】
具体的なスキルを見ていきましょう。
デザインの知識
まずは、Webデザイナーという名の通り、デザインの知識は必要不可欠です。
Webデザインを作成するためのデザイン4原則やタイポグラフィ、カラースタイルなどを理解する必要があります。
そのほか、ユーザーが直感的に操作できるインターフェースを設計するUI/UXデザインの知識も重W要です。
Webデザイナーはユーザーの行動パターンを分析し、使いやすさを追求したデザインを提案できる能力が求められます。
またトレンドを把握しながらも、オリジナリティのあるデザインを創造するセンスが必要です。
ユーザーが迷わずに目的を達成できるサイト構造を作るために、情報設計(IA)の知識も欠かせません。



デザインと一口に言っても色々な分野があるんですね!
HTML/CSSやJavaScript
デザインしたものを実際にWebサイトとして動作させるため、Webデザイナーもコーディングスキルは必要になります。
まずはWebデザインを画面上に表現する、HTMLとCSSのスキルが必要になってくるでしょう。
さらに動きを表すデザインを加わってくるため、JavaScriptのスキルも必要になってきます。
仮に実際にコーディングすることは無くても、エンジニアと打ち合わせする際にコーディングスキルを持っていることで、より円滑に進めることができます。
Adobe製品の知識【Photoshop・illustrator】
プロフェッショナルなデザイン制作には、Adobe製品の習熟が不可欠です。
代表的なAdobe製品の中に、PhotoshopとIllustratorがあるので、これはWebデザイナーによって必要不可欠な知識です。
- Photoshop:写真や画像の加工・色の調整や、複数画像の合成を行います。
- Illustrator:テキストと画像を組み合わせ、レイアウトの作成やデザインを行います。



デザインの知識を習得した上で、製品の活用スキルが求められますね!
システムエンジニアとWebデザイナーの年収



システムエンジニアとWebデザイナーの年収ってどれくらい?差はあるのかなぁ
厚生労働省が提供している情報提供サイト「job tag」を参考に、両者の年収水準を比較してみましょう。
職種 | 平均年収 |
---|---|
システムエンジニア(基盤システム) | 752.6万円 |
システムエンジニア(受託開発) | 574.1万円 |
Webデザイナー | 483.9万円 |
システムエンジニアはさまざまな種類があるため、今回は基盤システムを受託開発と一緒に比較しました。
こちらを見てみると、システムエンジニアの方が平均年収は高い傾向にあります。
これは、システム開発プロジェクトの規模が大きく、上流工程を担当することで単価が上がりやすいと考えられます。
更にフリーランスとして独立した場合、システムエンジニアはより年収を上げることも可能です。
一方Webデザイナーも、専門性を高めたり、ディレクション業務まで担当したりすることで年収アップが可能です。
Webデザイナーもフリーランスとして活躍している方も多く、高年収を得ることも期待できます。



どちらの職種も、継続的なスキル向上が収入に直結する点は共通していますね!
システムエンジニアをおすすめする人





システムエンジニアかWebデザイナーかどっちがいいか迷う!
システムエンジニアがおすすめの人ってどんな人?
システムエンジニアは、技術的な課題解決と論理的思考を活かしたい人に適した職種です。
- システムの仕組みに興味がある人
- 論理的に考えることが得意な人
- 上流工程から下流工程まで経験したい人
次で、具体的にどのような人におすすめかを説明します。
システムの仕組みに興味がある人
システムエンジニアは、「なぜこのシステムはこう動くのか」を追求したい人にぴったりな職種です。
システムエンジニアはサーバーからデータベース、プログラミングからネットワークまで、IT全体を理解する必要があります。
技術の組み合わせによって新しい価値を生み出すことに喜びを感じられる人なら、システムエンジニアとしてのキャリアを築けるでしょう。
常に新しい技術が登場するIT業界で、学習意欲を持ち続けられることも重要な要素です。
論理的に考えることが得意な人
システム開発では、複雑な要求を整理し、論理的な手順で解決策を導き出す能力が求められます。
例えばバグの原因を特定したり、効率的にコードを記述する際に、論理的思考力が大いに活かされるでしょう。
物事を体系的に整理することが得意な人は、システムエンジニアの適性があります。
また、問題を1つずつ分解して解決していくアプローチができる人も向いているでしょう。
上流工程から下流工程まで経験したい人
要件定義から設計・開発・テスト・運用・保守まで、システム開発の全工程に関わりたい人にシステムエンジニアは理想的です。
プロジェクトの最初から最後まで一貫して携わることで、システム全体を俯瞰する視点が身につきます。
将来的にプロジェクトマネージャーやITコンサルタントを目指したい人にとって、システムエンジニアの経験は貴重な基盤となるでしょう。
幅広いスキルセットを身につけられるため、キャリアの選択肢も多様になります。
Webデザイナーをおすすめする人





Webデザイナーはどんな人におすすめかな?
Webデザイナーは、創造性と技術力を組み合わせて視覚的な価値を生み出したい人に適しています。
- Webデザインに興味のある人
- 見た目を綺麗に作り上げたい人
- デザインのセンスを活かしたい人
どのような人に向いているかを具体的に説明します。
Webデザインに興味のある人
インターネットやWebサイトの見た目、使いやすさに関心がある人は、Webデザイナーとしての適性があります。
「このサイトのデザインが素敵だな」「もっと使いやすくできるのに」といった視点を持てる人なら、ユーザー目線でのデザイン改善ができるでしょう。
Web技術の進歩により、表現の幅は年々広がっています。
アニメーションや、またAIなどの要素を取り入れた、革新的なWebサイトを制作することに魅力を感じる人に適している職種です。
見た目を綺麗に作り上げたい人
視覚的な美しさを追求し、細部にまでこだわりを持って制作できる人は、Webデザイナーに向いているでしょう。
色の組み合わせや文字の配置、画像の選択などの要素を調和させて、美しいデザインを作り上げる作業に情熱を注げることが重要です。
完成したデザインがユーザーに感動を与えたり、クライアントの売上に貢献したりすることで、やりがいを実感できます。
自分の作品が多くの人に見られ、評価されることに喜びを感じられる人に向いています。
デザインのセンスを活かしたい人
美術やデザインの経験がある人や、デザインセンスを持つ人は、その才能をWebデザインで発揮できます。
色彩感覚やバランス感覚、トレンドを読む力などは、優れたWebデザインを生み出すための重要な要素です。
Webデザインが未経験でも、例えばアートやファッション、建築など他分野のデザイン経験も活かすことができます。
異なる分野の知識を組み合わせることで、印象に残るWebデザインを制作できるでしょう。
未経験からシステムエンジニアやWebデザイナーになるには?



どちらも魅力的な職種ですね!でも未経験からシステムエンジニアやWebデザイナーに転職は可能?
IT業界未経験からの転職は決して不可能ではありません。
適切な学習環境とサポートがあれば、スキルを身につけて転職を成功させることができます。
DMM WEBCAMPではさまざまなコースがあり、システムエンジニアになりたい人向けのコース、Webデザイナーになりたい人向けのコースが存在します。
- システムエンジニアになりたいDMM WEBCAMP エンジニア転職コース
- WebデザイナーになりたいDMM WEBCAMP 学習コース(Webデザインコース)
それぞれのコースについて、次で説明します。
DMM WEBCAMP エンジニア転職コース


まずシステムエンジニアになりたい方は、DMM WEBCAMP エンジニア転職コース
こちらは未経験からエンジニアに転職したい方に向けたコースで、転職成功率は98%となっています。
未経験者に特化した学習カリキュラムで実践力を身に付け、また専属のキャリアアドバイザーによる転職サポートが付いています。
DMM WEBCAMPで学習できるカリキュラムは以下になります。
- HTML/CSS
- Ruby
- Rails
- MySQL
- AWS
- GitHub など



筆者は仕事を辞めないで学習できる就業両立コースを受講して、システムエンジニアに転職しました!
未経験だけどシステムエンジニアを目指したい方は、まずは無料カウンセリングで相談してみてください。
\ 転職成功率98%/
こちらからDMM WEBCAMPの学習カリキュラムや転職活動結果が知れるので、よかったら参考にしてくださいね!


DMM WEBCAMP Webデザインコース


Webデザイナーになりたい方は、DMM WEBCAMP Webデザインコース
Webデザインコースでは前述しました、Webデザイナーに必要なスキルであるWebデザインの基礎やPhotoshop、Illustratorを学ぶことができます。
さらに、こちらのコースではWebデザインだけでなく、サイト制作も併せて学ぶことが可能なコースです。



もちろんWebデザインだけでも大丈夫です!
また現役のWebデザイナー講師がマンツーマン体制で学習をサポートしていただけます。
Webデザインコースも同様に無料相談を行っているので、気になる方はぜひ聞いてみてくださいね!
\ 未経験からWebデザイナーを目指す! /
副業が気になるけど未経験から副業って出来るのかな?副業をしてみたい方におすすめのコースをまとめてみました!


まとめ:エンジニアもWebデザイナーも魅力的
今回はシステムエンジニアかWebデザイナーはどっちを目指すべきなのか、違いも併せてご紹介しました。
システムエンジニアはシステム開発をする職種で、要件定義から保守・運用まで幅広く担当し、技術力や業務スキルが重要です。
一方、Webデザイナーはサイトやアプリの見た目と使いやすさをデザインする職種で、デザインの知識やコーディングスキルも必要になってきます。
年収はシステムエンジニアの方が高い傾向にありますが、どちらも未経験から転職可能で、継続的なスキル向上が成功の鍵となります。
この記事が、システムエンジニアかWebデザイナーのどちらを目指そうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。