「システムエンジニアは残業が多いのは本当?」「ワークライフバランスを充実させたい…」
エンジニアに転職したいけど、残業時間について気にしたり悩んだりしていませんか?
エンジニアは業務が多忙であることから、残業が多いイメージをお持ちの方もいるかと思います。
本記事ではシステムエンジニアの平均残業時間や発生する理由から解説し、実際エンジニアとして働いている筆者の月平均残業時間も公開。
それを踏まえて、残業が少ない企業の見つけるための方法を紹介します。
働き方改革により残業削減に取り組む企業も増えている今、理想的なワークライフバランスを実現できる職場環境を見つけましょう。
- システムエンジニアの平均残業時間や発生する理由
- エンジニアとして働く人の実際の残業時間
- 残業の少ないIT企業への就職・転職方法
システムエンジニアの平均残業時間

実際のところシステムエンジニアって残業どれくらいなんだろう?
システムエンジニアの残業時間について具体的な数値を把握することは、転職活動の重要な判断材料となります。
転職サイト「doda」の平均残業時間の実態調査では、IT/通信系エンジニアは月22.6時間と結果が出ていました。



だいたい1日1時間前後残業していることになりますね
労働基準法第36条(36協定)で規定されている残業時間は、月に45時間と規定されているため、決して多くはない水準といえるでしょう。
しかしこれらは申告ベースの数値であり、実際の残業時間はプロジェクトによって大きく異なることもあります。



あくまで平均であることを理解しておかなければいけないですね!
システムエンジニアは残業多いと言われる理由3つ





システムエンジニアって、昔から残業が多いイメージがありますよね。
システムエンジニアの残業が多いとされる背景には、業界特有の事情が深く関わっています。
- IT業界は人手不足だから
- 納期が設定されているから
- 急なトラブルや仕様変更があるから
ここでは主な理由を3つに分けて詳しく解説します。
IT業界は人手不足だから
掲載産業省の調査では、IT業界は慢性的な人材不足が続いており、2030年には最大約79万人の人手不足が予測されると言われています。
したがって、これが残業の要因になってしまうと考えられるでしょう。
企業で必要な人材が確保できない状況下であると、既存のエンジニアに過度な負担がかかることがあります。
人材不足による影響例
- 1人あたりの担当業務範囲が拡大する
- 新規プロジェクトへの人員配置が難しい
- 専門性の高い作業を少人数で行う など
特に新技術への対応や高度な専門知識を要する分野では、適任者が限られています。
このようなプロジェクトは、特定の人材に業務が集中しやすい傾向があるため、残業時間もおのずと増えていくでしょう。
納期が設定されているから
システム開発には必ずリリース日が設定されており、納期に間に合わせるために残業が発生することも少なくありません。
クライアントとの契約やサービス開始日が決まっているため、開発スケジュールに遅れが生じた場合でも後倒しはほとんど困難です。
また、開発工程が複雑で相互に依存関係があることから、一つの工程で遅れが生じると全体のスケジュールに影響を与えてしまいます。



納期厳守なので、必然的に残業が発生してしまうことも、致し方ないですね。
急なトラブルや仕様変更があるから
システム運用中の緊急対応や、開発途中での仕様変更により、予定外の残業が発生することがあります。
例えば、実際に始動しているシステムに障害が発生したら、時間を問わず迅速な対応が求められることも少なくありません。
また、クライアントからの仕様変更要求は開発工程中にも発生することがあり、これまでの作業の見直しが生じることもあります。



特にトラブル発生時は、残業をせざる負えない状況になっていまうこともありますね。
最近は残業が少ない企業もある



最近は残業が少ないIT企業も増えてきています!
36協定により働き改革が進んで、残業時間の削減に取り組む企業も増えてきました。
実際筆者は、現在働いている会社の平均残業時間は月10時間程度となっております。
これは前述した業界の平均残業時間と比較しても少ない水準であり、プライベートとの両立も十分可能な環境だと感じています。
筆者の残業時間がそれほど多くない理由は、リモートでの作業も大きな要因となっています。
従来は取引先の会社に出向いて作業していたことも、現在はリモート上でやり取りをすることも増えてきました。



その分時間の短縮になるので、効率化に貢献できます!
しかし、残業が多くなってしまう職種や環境が存在するのも現実です。
例えば運用や保守が主な仕事の場合は、24時間体制での監視が必要な場合もあります。
特に金融系や医療システムなど、停止が許されないシステムを扱う現場では、緊急時の対応により予期せぬ残業が発生することもあります。



筆者の知人で運用・保守を行っている人がいますが、多い時は残業時間45時間ギリギリと言っていました…
このような急なトラブルやシステム障害が起きた際は、どうしても労働時間が延びてしまうケースがあることも事実です。
残業の少ない企業に就職する方法3つ





ワークライフバランスを重視して会社を選びたい!何か見極めのコツはないかな?
残業時間を抑えて働きたいエンジニアにとって、企業選びは極めて重要なポイントです。
- 残業が少ないと謳っている企業に就職する
- 離職率が低い企業に就職する
- リモートワークOKな企業に就職する
次で詳しく説明します。これらを参考に、自分に適した職場環境を見つけましょう。
残業が少ないと謳っている企業に就職する
企業の採用ページや求人情報で「残業月10時間以下」「働き方改革推進」などを明記している会社を選ぶことが効果的です。
労働環境の改善に取り組んでいる企業も存在するため、事前に採用情報において月の残業時間を把握しておくとよいでしょう。



私が面接を受けたことのある企業なかで、「残業0時間」を推進している企業もありましたね!
ワークライフバランスを重視される方は、残業時間と併せて年間休日や有休取得率も確認するとよいでしょう。
またこのような残業時間や休日に関する質問は面接中ではなく、内定が出た後に質問するようにします。



内定後にワークライフバランスについて質問し、引っ掛かる点があれば、辞退も可能です!
企業に質問しづらければ、OpenWorkといった口コミサイトでも確認することが可能なので、実態を把握しておくことが大切です。
エンジニアの面接で実際に聞かれた質問をまとめました!どんな質問が来る?事前に知っておきたい方はぜひ参考にしてください!


離職率が低い企業に就職する
従業員の定着率が高い企業は、労働環境が良好である可能性が高く、残業時間も適切に管理されている傾向があります。
離職率が低い企業では、社員のワークライフバランスも重視しており、長期的に働きやすい環境が整備されているでしょう。
また、人材の流出が少ないため、業務の属人化や新人教育コストによる残業増加リスクも抑えられています。



離職率も求人情報に載っているケースがあるので、確認しておくことが必要ですね!
あまりに離職率が高い、また離職率について聞いたときに濁すような企業である場合は、要注意として見たほうがよいでしょう。
リモートワークOKな企業に就職する
在宅勤務が可能な企業では、通勤時間がなくなることで時間的な余裕が生まれ、残業時間の削減につなげることも可能です。
また自宅での作業のほうが集中しやすいという方であれば、オフィスよりも生産性が向上することがあります。
そしてリモートワークが整っている企業は、成果重視の評価制度を採用している傾向があります。
これにより長時間働くよりも、効率的に成果を出すことに励むことが期待できるでしょう。



IT業界はリモートワークを取り入れている企業も多いので、事前に確認が必要ですね!
未経験からすぐリモートワークにすることって可能なの?実際に未経験からエンジニアになった筆者が可能の有無をお答えします!


残業が少ない会社に就職するにはユニゾンキャリア



そうは言われても、ワークライフバランスの取れた企業を見つけるなんて難しい!どうやって見つけたらいいの?
もしあなたが、残業時間を抑えて働けるIT企業への転職を考えているなら、ユニゾンキャリアの活用がおすすめです。
ユニゾンキャリアは優良企業のみの求人紹介に強みを持っています。
ユニゾンキャリアの優良企業の見極め方は、労働環境を考慮し、厳選した企業のみを紹介。
つまり、残業時間や働き方改革への取り組みを重視した企業選びにおいて、豊富な実績と専門知識を活かしたサポートが期待できます。
そのほかにも、紹介先企業のエンジニアや人事に何度もヒアリングを行い詳細な情報を提供してくれるため、入社後とのミスマッチが起こらないように工夫されています。
もちろんユニゾンキャリアで未経験からエンジニアになられた方もいるので、未経験からの挑戦も可能です。
残業が少ない会社で働きたいと考えているなら、まずはユニゾンキャリアに無料相談することもできます。
ワークライフバランスも充実させて、エンジニアライフを充実させましょう。
\無料で相談可能! /
まとめ:ワークライフバランスも充実させよう
今回はシステムエンジニアにおける、残業の少ない会社へ就職・転職する方法をお伝えしました。
システムエンジニアは納期厳守やシステム障害による急なトラブルにより、残業がどうしても発生してしまう職種です。
しかし、働き方改革により残業削減に取り組む企業も増えてきています。
残業の少ない会社を見つけるには、残業時間を明記している企業や離職率の低い企業、またリモートワークに対応している企業への応募が効果的です。
ワークライフバランスも充実させて、エンジニアとしてのキャリアを築きましょう!