未経験からエンジニア転職は、ポートフォリオが重要と聞いたことがあるかもしれません。
しかし、「何を作ったらいいのか分からない」「どうやって他の人と差別化すればいいのか」と悩むことはないでしょうか。
確かに、未経験者にとってポートフォリオ作成は大きな壁に感じられるものです。
しかし、適切なポイントを押さえれば、面接官に強い印象を与える作品を作ることができます。
本記事では、現エンジニアの筆者が実際の転職活動で評価された点も踏まえて、ポートフォリオ作成の3つのコツを紹介します。
また、ポートフォリオ作成後の面接での伝え方も紹介するので、最後まで読んでいただけますと幸いです。
- ポートフォリオ作成のコツ3選
- 面接時のポートフォリオの伝え方
- ポートフォリオ作成の近道
未経験からエンジニア転職できるのかな?完全未経験の筆者でも転職できました!全過程を載せているのでぜひ参考にしてください!

未経験エンジニアでポートフォリオが必要な理由


まずは未経験エンジニアがポートフォリオが必要な理由をおさらいしましょう。
未経験からエンジニア転職を目指す場合、ポートフォリオは欠かせません。
経験者であれば過去の実務経験や携わったプロジェクトで技術力を証明できますが、未経験者には実務での成果がありません。
そのため、一目で技術力や学習への取り組み姿勢が分かる成果物が必要になるからです。
ポートフォリオは単なる成果物ではなく、自身の技術的な成長過程と学習能力を示す重要な材料です。
面接官はポートフォリオを通じて、身に付けた技術、問題解決能力、そして継続的に学習できる人材かを判断しています。
また未経験者の場合、学習した過程も重要視されます。
どのような課題に直面し、どう乗り越えたのかという経験こそが、実務で活かせる力として評価されるのです。
ポートフォリオ作成に必要なこと3選





未経験エンジニアのポートフォリオってどれも同じように
出来上がっちゃいそう。
差別化できるように作成するにはどうしたらいいだろう?
ポートフォリオ作成では、以下の3つのポイントを重点的に意識することが重要です。
- デザイン性
- ゲストログインの機能追加
- 機能を充実させる(ただし1ヶ所だけでOK)



1ヶ所だけ機能を充実させるとは、どういうことですか?
それも踏まえて、面接官に好印象を与え、他の候補者と差別化するためのコツを次で詳しく説明します。
デザイン性は重視しよう
ポートフォリオでは機能面だけでなく、見た目のデザイン性にこだわることが重要です。
面接官は数多くのポートフォリオを確認するため、第一印象で興味を持ってもらえるかが勝負になります。
デザインが洗練されていると、それだけで面接官は「この作品をもっと詳しく見てみよう」と思ってくれるでしょう。



筆者が面接した時も、よく企業からスッキリしていて整えられているとよく仰っていただきました。
機能は充実していても全体のバランスが崩れていたり、色味が合ってなかったりすると、せっかくの技術力が正しく評価されない可能性があります。



でも自分はデザインの知識もないし、おしゃれに作れる自信が無い…
何もWebデザイナーのような、プロ並みの美しいデザインのポートフォリオを作る必要はありません。
重要なのはシンプルな見た目です。
表が崩れていない、均一に画像が並べられているなど、当たり前な部分ではありますが1つ1つ丁寧に見た目を整えていくことが重要です。
そのうえで、デザインの応用性を求める場合、以下のようなポイントが挙げられます。
- モダンで清潔感のあるレイアウト
- 適切な色使いとフォント選択 テーマに沿った色味とフォントを選択する
- レスポンシブデザインの実装



まずは綺麗に見た目を整えていくところからスタートですね!
ゲストログイン機能は必須
ポートフォリオには必ずゲストログイン機能を実装しましょう。
正式にユーザーを登録せずに、一時的にサービスを利用するための機能です。
おそらくみなさんが作成するほとんどのポートフォリオは、ログイン認証を付けることが多いでしょう。
面接官は限られた時間の中で数多くの候補者のポートフォリオを確認する必要があります。
しかしゲストログイン機能が無ければ、面接官がログインすることに面倒に感じてしまい、詳しく見てもらえない可能性が高くなります。
そのため、ゲストログイン機能があることで、面接官はワンクリックで作品の機能を体験できます。
これにより、技術力や作品のクオリティを十分に理解してもらえるでしょう。



ゲストログインボタンは、ログインボタンと並べて実装すると
とてもわかりやすいですね。
ゲストログイン機能を実装するだけで、技術力とユーザー視点の両方をアピールできます。
機能を充実させよう【1ヶ所だけで大丈夫】



1ヶ所だけとはどういうことですか?全部充実させた方がよくないですか?
ポートフォリオの機能面は充実させることが大切ですが、すべてを完璧にする必要はありません。
1ヶ所だけでも構わないので、自分が特にこだわった部分を持つことが重要です。
面接では「この機能にはどんな工夫をしましたか」という質問が必ずと言っていいほど出てきます。
その際に、技術的な難しさや独自性を語れる部分があると、あなたの技術への情熱と学習能力を強くアピールできるでしょう。



ポートフォリオはこだわればこだわるほど終わりが見えてこないため、ある程度の見切りが必要です。
また、こだわり機能の例として、以下のような実装が挙げられます。
- リアルタイム通信機能の実装
- 外部APIとの連携処理
- 複雑な検索・フィルタリング機能 など
全体的にそこそこの機能を持つより、一つでも「これは他の人にはできない」と自信を持って言える機能があることで、面接官に強い印象を残せます。
ポートフォリオは作成しただけではダメ?





ポートフォリオって作って終わりではないんですか?
ポートフォリオは作成するだけでは不十分です。
面接でポートフォリオについて質問された際に、存分にアピールできるかどうかも重要です。
以下のポイントを意識して、面接での説明準備を行いましょう。
- 工夫した箇所を説明する
- 難しかった箇所を説明する
- 改善したい箇所を伝える
面接官はポートフォリオを通じてあなたの技術力だけでなく、問題解決能力や学習姿勢、コミュニケーション能力も評価しています。
そのため、作品の内容だけでなく、それをどう伝えるかという「伝え方」も非常に重要になるのです。
次で各ポイントについて、詳しく説明します。
工夫した箇所を説明する
前の章でもお伝えしましたが、面接では「工夫した点を教えてください」という質問がよく出てきます。
この質問に対して具体的かつ技術的な説明ができるよう準備が必要です。
単に「ユーザビリティを考慮しました」ではなく、どのような課題があり、どんな技術や手法を使って解決したのかを明確に伝えましょう。
- 課題の背景を簡潔に説明
- 採用した技術や手法の選択理由
- 実装時に考慮した点
- 結果として得られた効果
工夫した箇所を論理的に説明できることで、実務での問題解決能力があることをアピールできます。
難しかった箇所を説明する
開発過程で直面した困難とその解決方法を説明できることは、エンジニアとして非常に重要なスキルです。
面接官は「困難にどう立ち向かうか」「学習能力があるか」「諦めずに最後まで取り組めるか」を見ています。
技術的な困難を乗り越えた経験を具体的に話すことで、実務でも同様に問題解決できる人材だと印象づけられるでしょう。
- どのような問題に直面したか
- 問題解決のためにどんな調査・学習をしたか
- 最終的にどう解決したか
- その経験から何を学んだか
また、失敗談も含めて率直に話すことで、誠実さと学習意欲をアピールできます。
改善したい箇所を伝える
現在のポートフォリオで、改善したい点や追加したい機能を明確に伝えることも重要です。
この質問への回答により、面接官はあなたの技術的な視野の広さや向上心を評価します。
現状に満足せず、常により良いものを目指す姿勢は、エンジニアとして非常に価値のある資質です。
改善点を述べる際は単に「ここが悪い」ではなく、「なぜ改善が必要か」「どのように改善するか」まで具体的に説明しましょう。



追加したい機能については、時間が無くて付けれなかった機能などを伝えるとより効果的ですね!
これにより、技術的な理解の深さと計画性もアピールできます。
未経験エンジニアの面接って何が聞かれるの?実際に聞かれた質問をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてください!


未経験エンジニアで差別化するポートフォリオを作るには?





ポートフォリオの重要性がとてもわかりました!
でも自分だけでポートフォリオを作れる自信がない…
未経験から質の高いポートフォリオを作成し、他の候補者と差別化を図るためには、体系的な学習と実践的な指導が不可欠です。
そのため、独学でのポートフォリオ作成では、以下のような問題が出てくるでしょう。
- 何を作ったらいいのかわからない
- どこまでのクオリティが必要なのかわからない
- 時間がかかってしまいそう
- 面接でどう説明すべきかわからない
- そもそも人に見せれるポートフォリオを作れる自信がない など
したがって、質の高いポートフォリオを短期間で作成するには、プログラミングスクールを受講するとよいでしょう。
なかでも、筆者はDMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPでは、現役エンジニアによるメンタリングを受けながら、オリジナル性のあるポートフォリオの作成が可能です。
独学 | DMM WEBCAMP | |
---|---|---|
作成期間 | 個人差が出てしまい、長ければ1年以上作成時間がかかってしまう | 1ヶ月~3ヶ月という、決められた期間内で完成させることを目標 |
サポート | 無し | 企画段階から設計・プログラム・テスト・デプロイまで一貫した学習サポートを実施 |
転職成功率 | 質の悪いポートフォリオだと低くなる可能性がある | 98%の実績あり | 未経験からのエンジニア転職成功率
ポートフォリオの作成段階で、1番難しい工程は「デプロイ」と言われています。
開発したソフトウェアを実際の運用環境に配置し、利用可能にするプロセスです。
つまり作成したポートフォリオを、Web上で誰でも見られるようにする工程を指します。
独学ではこのデプロイ作業が上手くいかず、最悪せっかく作ったポートフォリオを人に見せることができない、という事態に陥ってしまう場合があります。
しかしプログラミングスクールで作成すると、その不安は解消されます。
DMM WEBCAMPはデプロイ作業はメンターと行うことを推奨しているので、一緒に進めていけば必ずポートフォリオを完成させることができるでしょう。
ポートフォリオを完成させてエンジニア転職に成功させたい方は、プログラミングスクールでの作成が1番の近道と言えます。
気になる方は、DMM WEBCAMPでは無料カウンセリングを行っているので、ぜひポートフォリオについても聞いてみてください。
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DMM WEBCAMPって評判いいのかな?気になる方は2025年版として評判をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてください!


まとめ:ポートフォリオは作成も伝え方も大事
今回は未経験エンジニアのポートフォリオ作成に必要なことについてお伝えしました。
ポートフォリオは技術力と学習能力を証明する重要なツールです。
デザイン性も重視し、ゲストログイン機能を実装して、全体的な完成度より1箇所でも深くこだわった機能を付けて差別化を図りましょう。
またポートフォリオは作成後の面接対策も重要です。
工夫した点や困難だった箇所、改善したい部分を論理的に説明できる準備を準備しておきましょう。
また独学では限界があるため、DMM WEBCAMPのようなプログラミングスクールで、ポートフォリオを作成することが完成させる近道となります。
今回の記事が、ポートフォリオ作成に悩んでいる方の手助けになれば幸いです。