もうすぐエンジニア2年目を迎えるみなさん。
「どんな仕事を任されるんだろう?」「このまま進んで大丈夫かな?」と不安を感じていませんか。
実は2年目エンジニアの仕事内容は、1年目とは大きく異なります。
この記事では、未経験からエンジニアに転職した私が、2年目で実際に担当した業務内容を公開します。
加えて、2年目エンジニアが抱える悩みや必要なスキル、さらに3年目に向けて目指すべきポイントまで詳しく解説。
2年目で求められることを知って、自信を持ってステップアップしていきましょう。
- 2年目エンジニアの仕事内容
- 2年目エンジニアがぶつかる壁
- 2年目エンジニアに必要なスキル
- 3年目に向けて目指すべきポイント
エンジニア2年目の仕事内容は?

Reinaここでは、エンジニアとして2年目の私に任された仕事内容を公開しようと思います!
2024年1月より未経験からエンジニアに転職し、2025年12月時点において、2年目で任された業務は以下3つとなりました。
- 社内システムの改修
- バッチ処理プログラムの作成
- 既存システムの大規模改修
新規の開発はまだですが、今年も改修を任せていただき、プログラマーとして成長を感じた1年でした。
また、新たにバッチ処理プログラムの作成も任せていただき、勉強になりました。
次でもう少し詳しく業務内容を紹介します。
社内システムの改修



まず、社内で使用しているシステムの改修を任されました。
私の会社で使用している社内システムがあるのですが、その改修を行いました。
社内システムは各社員の業務予定の共有や案件の管理、日報の提出などを行います。
いくつか不具合があったり、一部追加して欲しい機能を社内で話し合い、内容をまとめて改修に取り掛かりました。
これは社内システムのプログラムを確認できる機会にもなりましたし、Laravelを使ったシステムで再度学習も兼ねて改修できたのがよかったです。



社員が使用するシステムに携われて、いい経験になりました!
バッチ処理プログラムの作成



バッチ処理ってなんですか?
IT業界で言う「バッチ処理」とは、簡潔に言えば大量データを集めて一括処理する方法を指します。
都度データを取得して処理をするのではなく、データをまとめた後に処理を行います。



なるほど!でも、どうしてまとめた後に処理を行うのですか?
例えば社員の勤怠管理を処理するプログラムがあるとしましょう。
社員が打刻するたびにリアルタイムで処理を行うプログラムがあると、システムに負荷を与えることになります。
そのようなシステムの負荷の軽減や、また1つずつチェックする作業の不要も併せて、バッチ処理が必要になってくるのです。
私はエンジニア2年目にして、システムのバッチ処理のプログラム作成を任せていただきました。
今まで画面表示に関するプログラム作成しか行わなかったため、バッチ処理のプログラムを理解するのに初めは時間がかかりました。
ですが、処理を早く済ませられるようなプログラムを作成したり、データベースからのデータ取得の仕組みを理解出来てよかったです。



またいつか、大規模システムのバッチ処理も任せられるように精進したいと思います!
既存システムの大規模改修
1年目も既存システムの改修を行いましたが、2年目の既存システムの改修には大きな違いがあります。
1年目は元々ある画面の一部を改修したり、機能を追加したりでしたが、今回は既存システムの中に新しい画面の作成を任せていただきました。



全くの新規の案件ではありませんが、新しい箇所の開発に携わらせていただけたことは、とても嬉しかったです。
先輩が作成していただいた設計書を参考にプログラム作成を開始して、わからない点は都度相談して開発を進めていきました。
また先輩から、私が作成したプログラムのコードレビューをしていただいたのもよい経験です。
コードレビューをしていただけることで、不要なコードや、リーダブルコードを意識したコーディングを行うことができました。



このように設計者とプログラマーは協力しあって開発するため、コミュニケーションは必ずと言っていいほど必要になってきます。
エンジニアやプログラマーは黙々と作業を行うイメージをお持ちの方もいるかと思います。
しかし実際は協力しあい、何度も話し合って1つのシステムを作り上げるため、コミュニケーションが不可欠です。
コミュニケーションが苦手…そう感じる方は、ぜひこちらの記事も読んでいただけたら幸いです。


2年目エンジニアが抱える悩み





1年目と違って、2年目のエンジニアも悩みはつきないよなぁ…
責任ある仕事を任されるようになる一方で、新たな壁にぶつかることも増えてきます。
多くの2年目エンジニアが共通して感じる課題について見ていきましょう。
- 仕事内容の難易度が上がる
- 同期と比べてしまう
- 1年前と成長できていないと感じてしまう
よく抱えるこれらの悩みについて、次で説明していきます。
仕事内容の難易度が上がる
1年目は先輩や上司の指示通りに作業を進めることが中心でしたが、2年目は自分で考えて判断する場面が増えてくるでしょう。
技術的な問題に直面したとき、自分で調査して解決策を見つける必要があります。
複数の選択肢がある中で適している方法を選ぶ判断力も求められるため、プレッシャーを感じることがあるでしょう。
ただし、この経験こそがエンジニアとしての成長に不可欠です。
わからないことは素直に質問しつつ、自分なりに考える習慣をつけることで着実にスキルアップできます。
同期と比べてしまう
周りの同期エンジニアの成長が気になり始めるのも2年目の特徴です。
任されている仕事の内容や、技術的なスキルの差を意識してしまうでしょう。
しかし、エンジニアの成長スピードは配属される部署やプロジェクトによって異なります。
例えば、フロントエンドを担当している人とバックエンドを担当している人では、身につくスキルが全く違うのは当然です。
任されている業務の中で、自分のなかで特技や強みを身に付けていくことが重要となるでしょう。
1年前と成長できていないと感じてしまう
日々の業務に追われる中で、自分の成長を実感しにくくなる時期でもあります。
毎日コードを書いていても、劇的な変化が見えないため不安を感じることがあるでしょう。
実際には、1年前にできなかったことができるようになっています。
例えば、エラーメッセージを見ただけで原因を特定できるようになったり、リーダブルコードを意識したコーディングができるようになったりしています。
定期的に過去のコードを見返したり、1年前にメモした技術ノートを読み返したりすることで、自分の成長の確認が可能です。
小さな成長の積み重ねが、エンジニアとしての力になっているでしょう。
2年目エンジニアに必要なスキル





2年目は1年前より成長しているはず!じゃあ2年目エンジニアで必要なスキルってなんだろう?
2年目エンジニアとして活躍するためには、技術力だけでなく総合的な能力が求められます。
- IT関連における技術力
- 自走力や積極性
ここからは特に重要な2つのスキルについて解説します。
IT関連における技術力
1年目は基礎を深める時期でしたが、2年目はフレームワークやデータベース、もしくはネットワークの知識も必要になってくるでしょう。
例えば公式ドキュメントを読んで理解できる力や、ライブラリの選定ができる判断力が必要です。
また、バージョン管理ツールの使い方やテストコードの書き方など、開発現場で必須となる実践的なスキルも身につける必要があります。
したがって、2年目は1年前と比べて、応用的でより実践的な技術力が求められるでしょう。
自走力や積極性
1年前は上司の指示に従っていましたが、自分から課題を見つけて解決に向かう姿勢が重要です。
2年目エンジニアの仕事内容では、この自走力が成長スピードを大きく左右します。
わからないことがあったときに、すぐに質問するのではなく、まず自分で調べてみる習慣をつけましょう。
調査した上で質問すれば、より具体的で深い回答を得られます。
また、プロジェクトの中で気づいた改善点を積極的に提案することで、チーム全体の生産性向上に貢献できます。
自走力や積極性を向上させる具体例
- エラーが発生したら、ログを確認して原因を推測する
- 新しい技術を使う際は、まず公式ドキュメントを読む
- コードレビューで学んだことをメモして次に活かす
2年目エンジニアの年収は?



2年目エンジニアは1年前より成長しているはず!では、給料面も変わってくる?
給料面も気になるポイントでしょう。2年目エンジニアの給料は、昇給と上半期のボーナスが加わることで変化が生まれます。
私がエンジニアになった初年度の年収は約300万円でした。
これは未経験からのスタートであったため新卒時と同じ月収であったことや、上半期のボーナスは無かったためです。
2年目は1年前より昇給があったことや、ボーナスが年2回支給されたことより年収はアップしました。
2年目の年収について、こちらの記事で詳しく書いているので、よかったら参考にしてください。


3年目エンジニアが目指すべきスキル



3年目エンジニアは2年目と違ってどんなことが求められるだろう?
2年目を経験した後は、さらに高度なスキルの習得が求められます。
3年目以降のキャリアを見据えて、これらのポイントを抑えておくとよいでしょう。
3年目で求められる主なスキル
- システム設計力要件を技術的な設計に落とし込む能力
- チームワーク力メンバーと協力してプロジェクトを推進する力
- サポート力他のメンバーの課題解決を支援できる技術力
- 教育力後輩が入社した場合に指導できる知識と伝える力
もちろん会社によって求められるスキルは異なりますが、これらは企業で重視されるスキルでしょう。
まずは上流工程で必要となる設計力です。
要件定義や基本設計の段階から参加し、システム全体の構造を考える力が求められるようになります。
そしてチームで働く上でのチームワーク力も欠かせません。
他のメンバーと円滑にコミュニケーションを取り、プロジェクトを前に進める協調性が大切です。
困っているメンバーをサポートする力も、チーム全体の生産性向上に貢献します。
後輩ができた場合は教育力も必要になってきます。
自分が学んだことを分かりやすく伝え、後輩の成長をサポートする役割を担うことになるでしょう。
教えることで自分の理解も深まるため、積極的に関わることをおすすめします。



私ももうすぐ3年目エンジニアになります!これらのスキルを意識して、日々業務に取り組んでいきたいと思います!
3年目に突入し、もっとスキルアップを目指したい!給料を上げたい!
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まとめ:2年目エンジニアも新しい発見が多い
今回は2年目エンジニアとして任された私の業務と、2年目エンジニアが抱える悩み、そして3年目に向けた姿勢を紹介しました。
2年目エンジニアは1年目と比べて仕事の難易度が上がり、自分で考えて判断する場面も増えるでしょう。
しかし、この経験がエンジニアとしての成長に不可欠です。
2年目に必要なスキルは、技術力に加え、自分から課題を見つけて解決する自走力や積極性が求められます。
小さな成長の積み重ねが、エンジニアの力になっていくので、ぜひ一緒に頑張っていきましょうね!








