「フォームで入力した文字を画面に表示させたい!」
そう悩むPHP初心者のいるのではないでしょうか。
PHPの$_POSTを使用すると、入力したデータをサーバーに送信して、受け取った値を画面上に表示させることができますよ。
今回はPHP初心者の方に向けて、POST送信の仕組みと実際のコードを紹介していきます。
PHPのPOSTとは?
PHPのPOSTとは、フォームなどから送られてきたデータを、HTTPリクエストの本文に入れて送信する方法のことです。
Webブラウザやアプリなどのクライアントが、サーバーに対して、「こんな処理をしてほしい」といった 要求(リクエスト) をすることです。
POSTの特徴を簡潔にまとめると、
- データはURLに表示されない
- 送信できるデータ量が多い
などがあります。

要するに、入力フォームの内容を、サーバーに隠して送る仕組みのことですね!
POSTを使ってデータを送信する



ではさっそく、POSTを使用してサーバー側にデータを送信してみましょう!
まずは簡単に「入力フォーム」と「送信ボタン」と「表示させるメッセージ欄」を作ります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Document</title>
</head>
<body>
<main>
<form method="post">
<div class="area01">
<div id="message">
メッセージ:<?php echo htmlspecialchars($moji); ?>
</div>
<div id="text-form">
<input type="text" name="item01" id="item01" value="" />
</div>
<div id="text-btn">
<input type="submit" name="btn01" id="btn01" value="送信" />
</div>
</div>
</form>
</main>
</body>
</html>
画面を確認すると、このように表示されました。





この時、<form></form>で囲むことを忘れないでくださいね!
formタグで囲まないと、入力したデータがサーバー側に送信されないので、忘れないようにしましょう。
では、次に入力したデータをサーバー側に渡す処理を書いていきます。
<?php
if (isset($_POST['item01'])) {
// 入力値がある場合
$message = $_POST['item01'];
} else {
// 入力値がない場合
$message = '';
}
?>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Document</title>
</head>
<body>
<main>
<form method="post">
<div class="area01">
<div id="message">
メッセージ:<?php echo htmlspecialchars($moji); ?>
</div>
<div id="text-form">
<input type="text" name="item01" id="item01" value="" />
</div>
<div id="text-btn">
<input type="submit" name="btn01" id="btn01" value="送信" />
</div>
</div>
</form>
</main>
</body>
</html>
$_POSTは、PHPの定義済み変数のひとつで、送信された値を取得するスーパーグローバル変数を指します。
入力フォームを設置する際、name属性で「item01」と設定しました。
$_POSTでは、name属性を設定することで、フォームに入力された値を取得することができます。


実際に「こんにちは」と入力し、送信ボタンを押してみましょう。
分かりやすく、VScodeのデバッグ機能を使用してみていきます。





$messageという変数に、ちゃんと「こんにちは」と入っていますね!
ちなみにissetとは定義されているのか、されていないのか調べる便利な関数です。
もう少し詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。


では、画面を確認してみましょう。


メッセージ:の横に入力した文字が表示されました。
まとめ:POSTの基礎を理解しよう!
今回はPHPのPOST送信における基礎的なコードの書き方を紹介しました。
POSTはフォームに入力した値を、サーバーに送信する必要な手段です。
今回の記事は初歩的な内容になりますが、しっかり理解しておくようにしましょう!