「職務経歴書ってどう書けばいいの?」「他の職種とは違った書き方が必要なの?」
未経験からエンジニア転職を目指すとき、このようなことを悩んでいませんか?
未経験者の書類選考通過率は10~20%程度と非常に厳しいため、職務経歴書の質が選考結果を大きく左右します。
しかし、職務経歴書はポイントを抑えて作成することで、採用担当者に強い印象を与えることが可能です。
本記事では、未経験からエンジニア転職を成功させた筆者が、職務経歴書の基本的な書き方から書く際のポイントまで、ノウハウを詳しく解説します。
- 職務経歴書の作成が重要な理由
- 職務経歴書の基本的な書き方
- 未経験からエンジニア転職の際の職務経歴書作成のポイント
筆者の未経験からエンジニア転職成功までの全過程をご紹介!未経験からエンジニアになりたい方必見です!

職務経歴書とは?


皆さんご存知かと思いますが
改めて職務経歴書についておさらいしましょう。
職務経歴書は、これまでの業務経験やスキル、実績を時系列で整理した書類です。
履歴書が基本情報を記載するのに対し、職務経歴書は「どのような仕事をしてきたか」「どんなスキルを持っているか」を具体的に示す書類となります。
企業の採用担当者は職務経歴書を通じて、応募者の実務能力や業務への取り組み方を判断します。
エンジニアは技術力だけでなくコミュニケーション力も重視されるため、これらの要素を効果的にアピールできる構成が求められます。
転職活動では、職務経歴書の内容が面接の話題となることも多いので、自分の強みや経験を整理する意味でも重要な役割を果たします。
未経験エンジニアの面接ってどんなこと聞かれるの?実際に筆者が聞かれた質問をまとめた記事をご用意しています!


未経験エンジニアにとって職務経歴書が重要な理由





なぜ職務経歴書の作成が重要だと言われているんですか?
未経験からエンジニア転職を目指す場合、職務経歴書の質が選考結果に大きく影響します。
未経験者の書類選考の通過率は10~20%程度と言われており、書類選考を突破するためには戦略的な職務経歴書作成が不可欠です。
経験者と比較して技術的な実績が少ない未経験者にとって、職務経歴書は「エンジニアとしてのポテンシャル」を示す唯一の機会といえます。
前職での経験やご自身の持つスキルや能力を効果的に伝えることで、採用担当者の興味を引くことができます。
職務経歴書で自分の魅力を十分に伝えられなければ、面接でアピールする機会すら得られません。
未経験だからこそ、職務経歴書に力を入れて作成し、書類選考の突破率を高める必要があります。



書類選考通過率ってこんなにも低いんですね…
面接につなげるためにも、力を入れて作成しましょう!
職務経歴書の書き方





とはいえ、まず職務経歴書ってどう書けばいいの?
まずは職務経歴書の基礎的な書き方をご紹介しましょう。
職務経歴書は大きく3つの要素で構成されます。
- 職務要約
- 職務経歴
- 自己PR
それぞれの書き方のポイントを詳しく解説していきます。
職務要約
職務要約は、これまでの職歴を3~5行程度で簡潔にまとめた部分です。
採用担当者が最初に目を通す箇所のため、あなたの経歴の全体像を分かりやすく伝える必要があります。
未経験エンジニアの場合、以下の要素を含めることが効果的です。
- 前職での業務内容と年数
- 身に付けたスキルや実績
- エンジニア転職への意欲
- 現在の学習状況
これらの要素を含めた上で、以下例文を作成しました。
職務要約の例
前職は営業職として、5年間従事してまいりました。
顧客折衝や提案資料作成を通じて、コミュニケーション能力と問題解決力を身に付けることができました。
効率化への関心からプログラミング学習を開始し、現在はWebアプリケーション開発の習得に取り組んでおります。
これまでの経験を活かしながら、エンジニアとしてのキャリアを築いていきたいと考えております。



短い文章ですが、何をやってどんなスキルを身に付け、現在
何をしているのか直感でわかりますね!
あくまで要約の部分になるので、詳しく書きすぎず、簡潔に書くことを心がけましょう。
職務経歴
職務経歴では、これまでの勤務先での業務内容を時系列で記載します。
以下は職務経歴書で記載すべき内容です。
- 会社名、部署名、在籍期間
- 具体的な業務内容と役割
- 取り組んだプロジェクトや活動
- 成果や実績
- 使用したツールやシステム
このとき、業務内容は具体的に記載するようにしましょう。専門職の方は加えて、相手にも理解しやすく記載する必要があります。
そして実績や成果は数値で表して記載することが望ましいです。
もし数値化できるものが無い場合は、チームワークや問題解決の経験を含めるとよいです。



もしITツールの使用経験があれば記載してみるとよいでしょう。
企業の方に興味を持ってもらえそうですね!
自己PR
自己PRは、ご自身の強みや特徴を採用担当者に伝える重要な部分です。
前職で培ったスキルや経験、またエンジニアになるために学習で身に付けた技術スキルなどを自己PRに記載するとよいでしょう。
注意点は、自己PRと言えども文章は長く書きすぎず、読みやすさを意識して記載します。



大体文字数は300~500文字を目安にするとよいでしょう。
次の章で自己PRを記載する際のポイントを、より詳しく紹介しますので、最後までご覧ください!
未経験エンジニアの職務経歴書作成のポイント





人と差別化できるような職務経歴書を書きたい!
何かポイントはありませんか?
未経験からエンジニア転職を成功させるためには、以下の3つのポイントを意識して職務経歴書を作成することが重要です。
- 前職のスキルはエンジニアにつながるように書く
- 自己PRは技術面とスキル面の両方を書く
- 現在学習していることや今後の目標を書く
これらのポイントを意識して書き、採用担当者に興味を持ってもらえるようにしましょう!
次で詳しくご紹介します。
前職のスキルはエンジニアにつながるように書く
前職での経験をエンジニア業務に関連付けて記載することで、未経験でもポテンシャルのアピールが可能です。
どのような職種であっても、エンジニアに活かせるスキルは存在します。
例えばエンジニアにつながるスキルの例として、以下が挙げられます。
前職のスキル | エンジニア業務への活かし方 |
---|---|
顧客折衝 | 要件定義でのユーザーヒアリング |
資料作成 | 設計書作成や技術文書の作成 |
プロジェクト管理 | 開発プロジェクトの進行管理 |
データ分析 | システムの改善提案や効果測定 |
そのほか、コミュニケーション能力は、エンジニア職でも重要なスキルです。
チーム開発での情報共有・クライアントとの要件調整・後輩指導など、様々な場面で活用できることを具体的に示しましょう。
以下はコミュニケーション能力を活かした例文になります。
記載例
営業職での顧客ヒアリング経験を通じて、相手のニーズを正確に把握し、課題解決に向けた提案を行うコミュニケーション能力を身に付けました。
この経験は、システム開発における要件定義や、チームメンバーとの技術的な議論において活かせると考えております。



前職の経験からエンジニアの業務へと
自然な文章になっていますね!
前職の経験をエンジニアに活かせることを念頭に置き、文章を作成してみましょう。
エンジニアはコミュニケーション大事と聞くけどどうしたらいいの?そんな方に向けた記事もご用意しています!


自己PRは技術面とスキル面の両方を書く
自己PRでは技術的なスキルと、継続的な学習意欲や問題解決への姿勢も重要です。
これらの要素を、バランスよく記載してみましょう。
以下は技術面・性格面でアピールすべき内容になります。
- 独学やプログラミングスクールでの学習内容
- 作成したポートフォリオについて
- 習得したプログラミング言語やフレームワーク
- GitHubなどでのコード管理経験
- 継続的な学習への取り組み姿勢
- 問題解決に向けた論理的思考力
- チームワークやコミュニケーション能力
- 新しい技術への好奇心や探究心
技術面では、プログラミング学習を行った過程で、身に付けた知識やスキルをアピールしましょう。
性格面では技術を身に付けたうえで、培った人間性の部分をアピールするとよいです。
両方の要素を含めることで、「技術的な成長が期待できる」「チームに貢献できる」という印象を与えることが可能です。
未経験エンジニアはポートフォリオ作成が重要!だけどどう作ったらいい?そんな方に向けた記事もあります!


現在学習していることや今後の目標を書く
職務経歴書の最後に、現在の学習状況と今後のキャリア目標で締めくくることが効果的です。
これにより、エンジニアとしての成長意欲と明確なビジョンを示すことができます。
以下は記載すべき内容の一部の例です。
- 現在学習中の技術や言語
- 取り組んでいるプロジェクトや課題
- 短期的な学習目標
- 長期的なキャリアビジョン
- 入社後に挑戦したい分野や技術 など
これらのポイントを意識し、以下例文を作成してみました。
記載例
- 「現在はReactを使用したWebアプリケーション開発を学習中です」
- 「将来的にはフルスタックエンジニアとして、企画から運用まで一貫して携わりたいです」
- 「入社後は、チーム開発の経験を積みながら、クラウド技術の習得にも取り組みたいです」
このように具体的な目標を示すことで、「計画的に成長できる人材」という印象を与えることができます。
また、面接でも話が発展しやすくなるため、選考全体を通じて有利に働くでしょう。



前職の経験→自己PR→最後の締めくくりとして
ストーリー性のある職務経歴書の作成がいいですね!
それでも職務経歴書の作成に不安な方は



それでも自分で職務経歴書を作成するのは
やっぱり正しいのか不安だなぁ…
そんな職務経歴書作成に不安をお持ちの方は、ギークリー
ギーグリーはITのほか、WEB・ソーシャルゲーム業界も専門とした転職支援サービスとなっています。
そしてギーグリーは職務経歴書のテンプレートのご用意から、プロによる添削も行っています。
ご自身で作成した職務経歴書は本当に合っているのか、不安は付き物です。
プロの目による添削を行ってもらうと、自分だけでは引き出せないご自身の魅力を見つけることができるでしょう。
ギーグリーは職務経歴書だけでなく、キャリア相談から求人選びのお手伝いなど、転職サポートも豊富です。
ご利用は無料ですので、まずはお気軽にご相談してみてください。
\ 無料で相談可能! /
まとめ:職務経歴書に力を入れよう!
今回は未経験からエンジニアに転職する際の、職務経歴書作成のポイントをお伝えしました。
未経験からエンジニア転職を成功させるためには、職務経歴書の質が選考結果を大きく左右します。
前職の経験をエンジニア業務に関連付けてアピールし、技術面と性格面の両方を記載することで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
現在の学習状況と将来の目標を明確に示し、計画的な成長意欲をアピールしましょう。
書類選考の通過率を高めるためにも、戦略的な職務経歴書作成に力を入れて、理想のエンジニア転職を実現してください。