未経験からエンジニアに転職して1年が経とうとしているエンジニアのみなさん。
「2年目の昇給はどのくらいになるんだろう?」「年収はちゃんと上がるのかな?」と不安に感じていませんか?
実際、未経験から転職したエンジニアの年収推移は、多くの方が気になるポイントです。
本記事では、未経験からエンジニア転職した筆者の実体験をもとに、2年目の昇給額や年収を赤裸々に公開します。
さらにエンジニア2年目の平均年収データ、職種別の年収相場、そして2年目から実践できる具体的な年収アップ方法を詳しく解説。
年収・キャリアアップを目指している方はぜひご覧ください。
- 未経験から転職したエンジニア2年目のリアルな昇給・年収
- エンジニアの平均年収とは?
- 2年目から実践できる、年収アップの方法
未経験エンジニア2年目の昇給は?


ではさっそくですが、筆者の2年目の昇給を大公開します!
筆者自身の経験をお話しすると、エンジニア2年目での昇給は7,000円でした。
今の会社は、ボーナスが年間で2ヶ月分支給され、月給が約25万円のため推定年収は350万円前後となります。
ちなみに未経験からエンジニアに転職して1年目の年収は300万円でした!詳しい内容は以下の記事をご覧ください!


1年目の年収が300万円だったことを考えると、約50万円の年収アップを実現できたことになります。
ですが、1年目は上期のボーナスが含まれていなかったため、実質的な昇給以外にも制度的な要因が影響しています。
つまり、純粋な昇給分に加えて、年間を通してボーナスを受け取れるようになったことが年収増加に大きく寄与したのです。



2年目で急に400~500万円に上がらないのが現実ですね。
未経験からのスタートでは、最初の1〜2年は基礎スキルの習得期間となります。
しかし、着実に技術力を身につけ、業務に対する理解を深めることで、評価されることも可能でしょう。
エンジニア2年目の平均年収



ちなみにエンジニア2年目の平均年収ってどれくらいだろう?
エンジニアの2年目の平均年収は610万円となっています。※PROJECT COMPより引用
しかし、これは大手企業から中小企業を含めた数字であるため、一概には言えないでしょう。
dodaの平均年収ランキングでは、ITエンジニア全体の平均年収は462万円と記載されていました。



双方のデータを比較すると、dodaの方が年収が下回っていますね。
以上の調査より、エンジニア2年目はまだスキル習得の途中段階にあるため、年収300〜400万円程度が現実的な範囲といえます。
ですが、この頃から一人で仕事を任せられるようになったり、少しずつ後輩に指導する場面も出てきたりします。



キャリアやスキルを意識していくフェーズに入っていきますね!
職種別のエンジニア平均年収





エンジニアってたくさん種類があるなぁ。それぞれ職種別の年収って変わってくるのかな?
エンジニアといっても職種によって年収には差があります。
自分のキャリアパスを考える上で、各職種の年収水準を把握しておくことは重要です。
以下は主要なエンジニアの職種別の年収相場を、早見表としてまとめました。
システムエンジニア | Webエンジニア | インフラエンジニア | |
---|---|---|---|
平均年収 | 約518万円 | 約545万円 | 約497万円 |
次で、主要な職種別の年収について詳しく見ていきましょう。
システムエンジニア
求人ボックスより、システムエンジニアの平均年収は約518万円でした。
システムエンジニアはシステムを設計・構築する役割を担うため、高い技術力と業務理解が求められます。
そのため、他のエンジニア職種と比較しても高い年収水準を実現しています。
未経験から2年目のシステムエンジニアの場合、まずは要件定義や基本設計のサポート業務から始まり、徐々に範囲を広げていくことが可能です。
この段階では、まだ年収300〜450万円程度が相場であることが考えられます。



上流工程は年収が高めに設定されている場合も少なくありません。スキルアップを目指して仕事の幅を広げていきましょう!
未経験からでも上流工程ってできる?経験が浅いけど上流工程に携わってみたい!そんな方に向けた記事もご用意しています!


Webエンジニア
求人ボックスより、Webエンジニアの平均年収は約545万円でした。
WebエンジニアはWebサイトやWebアプリケーションの開発を専門とする職種です。
そしてWebエンジニアは、フロントエンドやバックエンド、フルスタックなど専門領域によって年収にも違いが生じます。
スキルはHTML/CSS・JavaScriptなどの基本的な技術から、React・Vue.js・Node.jsといったモダンなフレームワークまで幅広く求められます。
成長性や技術習得の機会に恵まれることが多く、将来的な年収アップの可能性は十分にあります。



Webエンジニアはエンジニアのなかでも人気の職種です。スキルを付けてほかの人と差別化を図らなければいけませんね。
インフラエンジニア
求人ボックスより、インフラエンジニアの平均年収は約497万円でした。
インフラエンジニアはサーバーやネットワーク、クラウド環境の構築・運用を担当する職種です。
近年はAWSやAzureなどのクラウドサービスに関する知識が特に重要視されています。
インフラエンジニアは、24時間365日の安定稼働が求められるシステムを支える責任の重さから、比較的安定した年収水準を期待できます。
資格取得によるスキル証明が年収アップに直結しやすい職種でもあり、AWS認定やCCNAなどの取得によって市場価値を高めることができます。



夜勤も発生する場合もあるのでその分給料は高めに設定されている場合もあります。資格も色々あるので、更に年収を高めることが期待できますね。
2年目のエンジニアが年収を上げる方法





2年目はそんなに上がらなくても、2年目以降は年収を上げたい!今からできることはあるかな?
エンジニア2年目で年収を上げるためには、技術力やコミュニケーション能力の向上、そして積極的な行動力が必要な要素となってきます。
- 下流工程を極める
- 自走心を持ち積極的に発言する
- 上流工程を任せて貰えるようにする
- 副業する
- 今より待遇のよい転職する
以下で、これらの具体的な方法を詳しく説明していきます。
下流工程を極める
下流工程とは、プログラミングやテスト、運用・保守といった実装に近い工程を指します。
経験の浅いエンジニアは、まずはこの下流工程のスキルを磨くことが必須です。
例えばコーディングスキルを磨き、品質の高いプログラムを書けるようになることで、チーム内での信頼度が向上します。
意識するコーディング能力としては、以下の項目です。
- 可読性の高いコードを書く
- 適切なコメントを残す
- テストコードを書く習慣を身につける など
バグの少ないコードを書けるようになれば、レビュー工数の削減にも貢献でき、チーム全体の生産性向上に寄与できます。
この段階で確実な成果を出すことが、上流工程への昇格と年収アップの基盤となります。
自走心を持ち積極的に発言する
年収を上げるために、2年目からは自ら積極的に声を上げて仕事の幅を広げていくことが極めて重要です。
指示された作業をこなすだけではなく、改善提案や新しい業務を申し出る姿勢を示しましょう。
定期的なミーティングなどで、積極的に声を上げていくことが効果的です。
このような積極的な姿勢は、上流工程である要件定義や設計業務を任せてもらえるきっかけにもなります。
自走心を持った行動は、将来のプロジェクトリーダーといった、責任あるポジションへの道筋を作ることにもつながります。
年収アップには欠かせない要素といえるでしょう。
上流工程を任せて貰えるようにする
上流工程とは、要件定義・基本設計・詳細設計といった、システム開発の初期段階を指します。
下流工程を極めることができたら、上流工程を任せて貰えるように努めましょう。
これらの工程を担当できるようになると、年収の大幅なアップが期待できます。
上流工程を任せてもらうためには、まずは社内の人間や顧客とのコミュニケーション能力を向上させることが必要です。



要件定義では打ち合わせが多く発生するため、コミュニケーションスキルは必要になってきますね。
設計書作成については、まずは既存システムの設計書の修正から開始し、徐々に新規案件の設計書作成を任せて貰えるようにしましょう。
コミュニケーションスキルってどう磨けばいい?コミュニケーションについてまとめた記事もご用意しています!


副業する
年収を上げるために、本業とは異なりますが2年目から副業に挑戦することも1つの手法です。
クラウドワークスやランサーズなどで募集しているコーディングや、Webサイトの改修などの案件であれば、2年目エンジニアでも挑戦可能でしょう。



週2~3日稼働可能の案件もあるので、本業と並行してできますね!
その他にも、エンジニアの副業としてWebライターやブログ運営もおすすめです。
未経験から転職して1年間で経験したことや取得したスキルを、初心者向けに文章として発信していくことも可能です。



エンジニアが受注できそうなWebライティング案件もクラウドソーシングサイトにたくさん載ってますよ!ぜひチェックしてみてくださいね!
Webライターで文章力を付けてからブログ運営がおすすめ!エンジニアのみなさん、ぜひWebライターに挑戦してみませんか?


今より待遇のよい転職する
エンジニア2年目で年収を大幅に上げたい場合、転職は最も効果的な選択肢の一つです。
現在の会社での昇給幅に限界があると感じたら、市場価値に見合った年収を得るために、転職を検討してみてもよいでしょう。
転職を成功させるためには、まず自分のスキルセットを整理し、市場での価値を正確に把握することが重要です。
GitHubでのコード公開や、技術ブログの執筆など、実績をアピールできる材料を準備しましょう。
転職活動では年収だけでなく、技術成長の機会や働き方の柔軟性、福利厚生なども総合的に評価することが大切です。
短期的な年収アップだけを追求するのではなく、長期的なキャリア形成を見据えた転職戦略を立てることが成功の鍵となります。
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まとめ:2年目エンジニアもどんどん成長していこう!
今回は未経験エンジニア2年目のリアルな昇給や年収と、2年目以降の年収アップ方法についてお伝えしました。
筆者の2年目の昇給額は7,000円であり、ボーナスが加わったことから推定される2年目の年収は約350万円。
一気に年収400~500万円までアップさせるには、なかなか難しいことが現実です。
ですが技術力やコミュニケーション能力、そして積極的な行動力で年収アップは十分見込めます。
下流工程を極め、自走心を持って積極的に発言し、上流工程を目指していくことが重要です。
副業や転職も効果的な手段として活用できるでしょう。
筆者と共に、2年目エンジニアも向上心を持って業務に取り組んでいきましょうね!