未経験からエンジニアに転職するには、プログラミングスクールでの学習が適しています。
しかし、仕事を辞めてまでプログラミングスクールで学習する勇気が出ない方もいるでしょう。
今は仕事を辞めないでプログラミングを学べるスクールも多数あり、なかでも代表的なスクールにDMM WEBCAMP 就業両立コースが存在します。
今回は実際にDMM WEBCAMP 就業両立コースを受講した私が、学習カリキュラムの内容の紹介と、学習した正直な感想をお伝えします。
加えて受講するメリットやデメリットから、転職活動結果もお伝えしますので、受講するか悩んでいる方はぜひご覧ください。
- 就業両立コースの学習カリキュラム
- 就業両立コースのメリット・デメリット、おすすめする人・おすすめしない人
- 就業両立コースを卒業した後の転職活動結果
DMM WEBCAMPってよく聞くプログラミングスクールだけど実際はどうなんだろう?2025年版としてDMM WEBCAMP
の評判を調査した記事があるので、よければご覧ください。

DMM WEBCAMPとは?

DMM WEBCAMPとは、株式会社インフラトップが運営しているオンラインITスクールです。
学習コースに関しては豊富なラインナップが揃っており、各プログラミング言語を学びたい学習コースから副業を目指すコース、また2024年4月にはAIを学ぶ生成AIコースまで開校されました。
なかでも、未経験からエンジニア転職を目指すエンジニア転職コースを受けられる受講生は多く、転職成功率はなんと98.8%と謳っております。

私もエンジニア転職コースを受講し、見事未経験からエンジニア転職に成功しました。
DMM WEBCAMPに受講する生徒のほとんどの方が未経験ですが、初心者でもわかりやすい学習カリキュラムやサポート体制が充実しているため、やり遂げることが可能です。
DMM WEBCAMPの就業両立コースについて


DMM WEBCAMP
そのなかでも、就業両立コースは現在の仕事を辞めることなく、プログラミング学習が可能なコースです。
就業両立コースの詳細を、表にまとめてみました。
就業両立コース | |
---|---|
転職保証 | なし |
学習期間 | 6ヶ月 |
学習目安 | 1日約2~3時間 |
現在の仕事 | 辞めずに受講 |
受講料 | 一括払い:8,893,550円(税込) 分割払い:37,669円(税込)/月※初回のみ110,000円(税込) |
補助金適用後料金 | 249,350円(税込)※補助金を最大適用した場合の実質支払総額 |
就業両立コースは現在(2025年3月時点)補助金制度利用対象コースとなっているため、最大適用した場合実質料金が受講料の半額以下で受けることができます。
したがって就業両立コースは、仕事を続けながらプログラミング学習ができるだけでなく、お得に受講が可能です。



仕事を続けながら学習したい方にとっては、まさに一石二鳥のコースですね。
現在の仕事を辞めず、エンジニア転職を目指したい方は、ぜひチャレンジしてみてください!
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就業両立コースのカリキュラム





筆者は2023年3月〜8月まで、就業両立コースを受講しました。
DMM WEBCAMPを
ついては、就業両立コースの学習カリキュラムの流れは以下になります。
- 基礎学習
- 応用学習
- ポートフォリオ作成
- 専門技術学習
まず初めにパソコンの見方や使い方からプログラミングの基礎を学習し、実際に個人開発を行った後、転職活動に用いるポートフォリオ作成に入っていきます。
また、就業両立コースは専門技学習があるため、プラスして高度な技術の習得が可能です。
学ぶ言語やフレームワークなどは、以下の項目です。
- HTML/CSS
- JavaScript
- Ruby
- Rails
- MySQL
- AWS
- Github
DMM WEBCAMPでは特にプログラミング言語RubyとフレームワークのRailsが中心のカリキュラム内容です。
次で各フェーズのカリキュラム内容を紹介します。
基礎学習
まずパソコンの見方やツールから、AWSやGithubの基本的な使い方を学んでいきます。
その後HTMLとCSSを使用したホームページの作成、プログラミング言語であるRubyを学び、フレームワークであるRailsを使用して簡単なアプリケーションの開発を行います。



まったくの初心者だと、言葉から覚えるのに大変です。
基礎的な部分の学習ですが、それでも初心者にとっては簡単な学習ではありません。
カリキュラムどおりに行っても、うまく進まないこともしばしばありました。
ですが、DMM WEBCAMPはわからない箇所をメンターに質問できる制度が整っています。



わからない箇所が解決できないことは挫折してしまう理由として少なくありません。
DMM WEBCAMPは質問制度を設けることで、わからない箇所をそのままにしておかないので、未経験からでも学習が達成できると言われています。
ぜひメンター質問制度をフルに活用して学習を進めてみてください。
応用学習
応用学習では、基礎学習で得た知識をもとに、架空のECサイトを作成します。
ここは本来複数人で開発するチーム開発フェーズとなっていますが、就業両立コースはチーム概念のみ学び、実装自体は一人での作業です。
また応用学習から難易度が一気に上がっていきます。



一人でサイトを実装となると、不安になりますよね。
ですが、このフェーズもメンター質問制度を活用することでやり遂げることができます。



実際私も30回以上メンターに質問してやり遂げました。
そして、わからなかった箇所はメモやスプレッドシートでまとめておくことがおすすめです。
そうすることで次からは同じ箇所につまずくことなく、またポートフォリオ作成にも活かすことができます。
ポートフォリオ作成
応用学習が終わったら、今までの知識を存分に活かしてポートフォリオの作成です。
原則作成するポートフォリオの題材は何でも大丈夫ですが、2つに分かれると考えられます。
- 率直に自分が作りたいと思うもの
- ニーズにあわせた、あったらよいと思うもの
この2点でしたら、前者の自分が作りたいものをポートフォリオの題材にすることをおすすめします。
なぜならあったらよいと思うポートフォリオを作成してしまうと、いくつもこだわりが出てきてしまい、提出期限に間にあわない可能性が出てくるからです。
完璧なポートフォリオ作成も重要ですが、期限までに完成させることを念頭に置いておきましょう。
ほかにも、ポートフォリオはユーザー側から見てわかりやすいデザインを心がけて制作することもおすすめします。
見た目のよいポートフォリオはそれだけで企業側からよい印象を受け、書類選考率が上がるからです。
機能面に加えデザイン性も重要視してポートフォリオ作成に取り組みましょう。



ポートフォリオは転職に活用するので、凝った箇所や工夫した部分をまとめておきましょう。
専門技術学習
就業両立コースはポートフォリオの作成終了後、AWSについてより深く学習します。
基礎学習でも簡単にAWSについて学びますが、ここではAWSのネットワーク構成について、いわばインフラ環境構築の学習がメインです。
WEB開発の基礎的なスキルに合わせて、さらに専門的な技術を身に付けることを目的にしています。



ここの学習フェーズにおいては、正直な感想を申し上げるとかなり難しいと感じる学習だったのを覚えています。
ですが、将来インフラエンジニアを目指したい方にとっては、かなりタメになる学習フェーズです。
またAWSの需要も益々高まっているので、スキルを身に付けておいて損はないでしょう。
インフラ環境やクラウド学習に興味がある方にとっても、就業両立コースは大変お得な受講コースです。
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就業両立コースを実際受けてみた感想


ここでは私がDMM WEBCAMPを
- 仕事を辞めずにプログラミング学習ができる。
- 自分の都合にあわせた学習スケジュールを組み立てることができる
- メンタリング担当者からサポートを受けることができる
- 受講料が約900,000円と高額
- チーム開発が経験できない
- 受講期間が6ヶ月と長期間である
それぞれについて、次で詳しく説明します。
メリット
1番のメリットはなんといっても仕事を辞めることなくプログラミング学習を行えることでしょう。
収入がないままプログラミング学習を行うことは、金銭的な部分で不安を感じ、学習に集中できなくなる場合があります。
したがって金銭的な不安を感じることなく学習を進められる点は、大きなメリットに感じられました。
また就業両立コースは自分で学習スケジュールを組み立てることができます。
本業が忙しい方は休日に学習を多めにとったり、1日2~3時間を目安に学習しておくなど、柔軟な対応が可能です。
そして就業両立コースは週に1回、メンタリング担当者と約40分の定期メンタリングが実施されます。
メンタリング担当者とは1週間の学習の振り返りや、学習を進めていくなかで不安な点などの相談が可能です。



時にはメンタリング担当者と雑談を交えた会話もしていたので、精神的に支えていただいた時もありました。
本業が忙しくて学習が進まない、わからない箇所をどう質問してよいかわからないなど、抱えている悩みがあればメンタリング担当者の方に相談することをおすすめします。
デメリット
反対にデメリットは受講料が高額であることです。
受講期間が6ヶ月と長期間であるため、料金も900,000円近くと、即決して受講できる金額では決してありません。



私が受講した当時は補助金制度がありませんでした。普段から貯金をしていたのでよかったと思います。
ですが現在(2025年3月時点)は就業両立コースは補助金制度対象になっていますので、悩んでいる方はぜひ検討してみてください。
また、就業両立コースは自分でスケジュールを組み立てて学習を行うため、チーム開発はありません。
応用学習フェーズではチーム開発の概念のみ学習したのち、個人で開発を行います。
したがって転職活動の面接ではチームで開発した経験をお伝えすることはできません。



ですがその分、自分一人で開発を行えたアピールができます。工夫した箇所をしっかりと覚えておきましょう。
そして就業両立コースは受講期間が6ヶ月と長期間です。
学習期間が長いとモチベーションが下がってしまう場合もあるため、自分なりにモチベーションを保たせる工夫が必要です。
また、6ヶ月間学習した後に転職活動が始まるので、早期な転職ができないのはデメリットに感じられました。
就業両立コースをおすすめする人・おすすめしない人


メリットとデメリットをお伝えしたうえで、私がDMM WEBCAMP
- 現在の仕事を辞めたくない人
- 自分のライフスタイルにあわせた学習がしたい人
- 育児や子育てに忙しい人
- 金銭面で不安な人
- チームで開発を行ってみたい人
- 早く転職したい人
それぞれについて、次で詳しく説明します。
おすすめする人
メリットと同じ内容になりますが、1番は現在の仕事を辞めたくない方におすすめです。
収入が途絶えることによる不安だけでなく、仕事をしていないことに漠然とした不安を感じてしまう人など、それぞれの思いがあるでしょう。
それでも将来性のあるエンジニアに転職したいとお考えの方は、就業両立コースの受講が適しています。
そして就業両立コースはライフスタイルにあわせた学習が可能なので、自分の都合のよい時間に学習したいとお考えの方にもおすすめです。
また、就業両立という名ではありますが、就業者だけでなく子育てや育児をしながらエンジニア転職を目指したい方にもおすすめです。
育児や家事によって、学習に割く時間は限られています。
自分のライフスタイルにあわせた学習が可能な就業両立コースであれば、お子さんがいてもエンジニア転職を諦めないで目指すことが可能です。



もし学習に時間が取れず不安な場合も、メンタリング担当者の方に相談すれば一緒に解決していただけますので、フルに活用していきましょう。
おすすめしない人
就業両立コースの受講料は約900,000円と、決して安くありません。
補助金制度利用対象コースであっても、補助金は全カリキュラムが終了し、支給条件をすべてクリアした後支給申請することによって受け取ることができます。
つまり、受講開始時は受講料金を全額支払わなければいけません。
したがって金銭面で余裕のない方はおすすめできないでしょう。



ですが、受講料の支払いは分割払いやクラウドローンの利用も可能なので気になる方はぜひチェックしてみてください。
また、チーム開発がないので、複数人で開発を行いたいとお考えの方もおすすめしません。
そして就業両立コースは受講期間が6ヶ月と学習期間が長期間です。
学習を終えてから転職の準備を行い、その後転職活動に入るため、長ければエンジニア転職まで約1年かかる場合もあります。
したがって早期にエンジニアに転職したいとお考えの方は、就業両立コースは適していないと考えてよいでしょう。



DMM WEBCAMP エンジニア転職は、ほかにもコースがあるのでよく考えてのコース選びが重要です。
就業両立コースを受けてからの転職結果は?





私は就業両立コースを卒業し、転職活動をした結果、見事未経験からエンジニア転職に成功しました。
DMM WEBCAMPにて、
企業数 | |
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書類選考 | 約25社 |
面接 | 約15社 |
内定 | 3社(SES:2社、受託企業:1社) |
3社から内定をいただき、そのなかから市内の受託企業に承諾しました。
ちなみにDMM WEBCAMPは書類選考が通過した企業のみ連絡が来るので、あらかじめ書類選考数はお知らせされません。
ですが担当のキャリアアドバイザーに聞いたらすぐ教えていただけますので、気になる方はぜひ聞いてみてください。
また書類選考が通過したら原則その企業の面接に行かなければいけません。
興味がない企業の面接に出向くことは一見デメリットにも感じられますが、反対に面接の場慣れに適しています。
また仮に内定をいただいたとしても、辞退は可能なので妥協せず転職活動に挑んでください。



面接を受けた後はキャリアアドバイザーにアンケートを送付します。良かった点、悪かった点など、自分が感じたことを素直に回答することをおすすめします。
まとめ:仕事を辞めないでエンジニア転職はできる
今回は実際DMM WEBCAMP 就業両立コースを受講した経験をもつ私から、学習カリキュラムやメリットとデメリット、そして転職活動の結果をお伝えしました。
就業両立コースは仕事と並行しながら学習を行うため、時間の調整がとても重要です。
しかし、仕事を辞めないでエンジニア転職を目指せるので大変魅力的なコースとなっています。
また学習難易度は決して簡単ではないですが、わからない箇所を質問できるメンター制度や不安な点を相談できるメンタリング担当者がいるなど、挫折させない環境が整っています。
DMM WEBCAMPは無料でカウンセリングも行っていますので、少しでも気になる方はぜひ相談してみてください。