「プログラミングって本当わからないことだらけで、正直しんどい…」
エンジニアに転職したばかりの方や、プログラミング学習中の方なら、感じたことがあるのではないでしょうか。
プログラミングがわからないと感じるのは決して珍しいことではなく、多くのエンジニアが通る道です。
本記事では、プログラミングがわからないと感じる理由と、わからない箇所を解決する具体的な対処法5選を解説します。
- プログラミングがわからないと感じる理由
- プログラミングがわからない時の対処法5選
- プログラミング初心者にもおすすめな言語
プログラミングがわからないと感じる5つの理由


プログラミングって本当わからないことだらけで、正直しんどい…
プログラミング学習や実務で「わからない」と感じるのは、決して珍しいことではありません。
むしろ、多くのエンジニアが通る道です。
主にプログラミングがわからないと感じてしまう主な理由は、5つ存在します。
- 原則英語と数字で書かれているから
- エラーが多発するから
- 説明通りに行っても解決できない
- コードの理解ができない
- プログラミングが難しいという先入観を持っている
これらの理由を、次で詳しく説明していきます。
原則英語と数字で書かれているから
プログラミングコードは基本的に英語で記述されるため、英語に慣れていない方には大きな壁となります。
変数名や関数名、エラーメッセージまですべて英語で表示されるため、何が書かれているのか理解するだけでも一苦労です。
さらに数字も加わり、アルファベットが混在することで、視覚的にも読み取りづらさを感じてしまうでしょう。



変数名や関数を付ける時も、わかりやすい英単語で書く必要があるため、考えなければいけません。
ただし、プログラミングで使われる英語は、そこまで複雑なものではありません。
繰り返し目にするうちに自然と覚えていくため、最初の抵抗感は徐々に薄れていくでしょう。
エラーが多発するから
コードを書いて実行すると、エラーメッセージが表示されることは日常茶飯事です。
エラーメッセージ自体も英語で表示されるため、何が原因で動かないのか特定するのが困難です。
さらに、1つのエラーを修正したら別のエラーが出現するという状況も珍しくありません。
しかし、エラーは「ここが間違っている」と教えてくれる親切な機能でもあります。



それに違うエラーが出てしまったということも、プログラム作成が進んでいる証拠なのです。
1つずつ丁寧に解決していく必要があると言ってよいでしょう。
説明通りに行っても解決できない
技術書やネット記事の説明通りに実装しても、なぜか動かないということもあります。
これは、バージョンの違いや環境の差異などによって、同じコードでも結果が異なることがあると考えます。
初心者の場合、記事に書かれていない前提条件を満たしていなかったり、微妙な記述ミスに気づけなかったりします。
「なぜ説明通りにやっているのに動かないんだ」という状況はプログラミングがしんどいと感じる大きな要因でしょう。。
説明通りに進まないときこそ、冷静に現状を確認する力が求められます。
コードの理解ができない
他人が書いたコードや、少し前に自分が書いたコードでさえ、読み返すと理解できないことがあります。
プログラムは複数のファイルや関数が連携して動作するため、全体像を把握するのが難しいのです。
例えば既存のシステムに機能を追加する場合、膨大なコード量の中から必要な部分を見つけ出す作業が発生します。
これは、どこで何が行われているのか、追いかけるだけで精一杯になってしまうでしょう。



私も既存システムの改修案件は、まず上司が書いたコードを理解するのに必死でした…
コードスキルは経験と共に向上していきます。
焦らず、少しずつ理解の範囲を広げていくことが大切です。
プログラミングが難しいという先入観を持っている
そもそも「プログラミングは難しい」という先入観を持っていると、業務や学習の妨げになります。
難しいと思い込んでいると、少しつまずいただけで「やっぱり自分には無理だ」と諦めてしまいがちです。
メディアや周囲の話から「プログラミングは専門的で高度なスキル」というイメージを持っている方も多いでしょう。
確かに専門性は高いですが、基礎から段階的に学べば習得できるスキルです。
プログラミングが辛いと感じる原因の一つは、メンタルブロックにあります。
「難しい」というフィルターを外して取り組むことを意識するとよいでしょう。
プログラミングのわからない箇所を解決する5つの方法





プログラミングでわからない箇所につまづいた時、どうしたらいいんだろう…?
わからないことだらけのプログラミングですが、適切な対処法を知っていれば解決への道筋が見えてきます。
ここでは、実務や学習で使える具体的な対処法を5つ紹介します。
- とりあえずわからない箇所を書き出してみる
- いくつかワードを入れて検索してみる
- 生成AIを活用してみる
- 同じように構成されているコーディングを真似てみる
- 上司や先輩に相談する
これらの対処法を、次で詳しく説明していきます。
とりあえずわからない箇所を書き出してみる
頭の中で悩んでいるだけでは、問題が整理されず解決に近づけません。
まずは何がわからないのかを紙やテキストエディタに書き出してみましょう。
書き出す作業を通じて、漠然とした「わからない」が具体的な疑問点に変わっていきます。
「この関数の引数が何を意味しているのかわからない」「データベースからデータを取得する方法がわからない」など、明確にします。



私はスプレッドシートで書き出すようにしています!
具体的には以下のように書き出すと効果的です。
- 現在取り組んでいる作業内容
- 期待している動作や結果
- 実際に起きている現象
- 試したこととその結果
- わからない具体的なポイント
問題を言語化することで、自分自身の理解度も把握できます。
書き出した内容は、後で質問する際にも役立つでしょう。



そして解決できたら、その解決方法も書き出すと尚良いですね!
いくつかワードを入れて検索してみる
プログラミングにおいて検索スキルは非常に重要です。
エラーメッセージや実現したい機能をキーワードにして検索すれば、多くの問題は解決できます。
検索のコツは、複数のキーワードを組み合わせることです。
「PHP 配列 追加」「Undefined エラー 意味」など、複数単語を組み合わせると、より的確な情報にたどり着けます。
ほかにも、エラーが出てしまった場合、メッセージの一部をそのまま検索してみるとよいでしょう。
あるいは、Google翻訳に貼り付けるのも効果的です。正しい日本語の文法ではなくても、ある程度伝えたい内容を把握することができます。



一度の検索で答えが見つからなくても、キーワードを変えながら複数回試してみてくださいね!
ただし、検索結果の日付を確認して、できれば新しい情報を優先しましょう。
古すぎると今は推奨されていない方法が提示されてしまうことがあります。
また公式ドキュメントも併せて確認すると、更に効果的です。
このように、検索力はプログラミング学習方法の中でも特に重要なスキルだといえます。
生成AIを活用してみる
生成AIの代表とも言えるChatGPTや、コーディング力が強いと言われているGitHub Copilotは、プログラミングの強力なサポートツールになります。
コードの説明を求めたり、エラーの原因を聞いたり、実装方法を相談したりできます。
生成AIの利点は、いつでも気軽に質問できることと、何度でも聞き直せることです。
人に質問しづらい基礎的な内容でも気兼ねなく尋ねられます。
生成AIを活用する際のポイントは以下です。
- 具体的な状況を詳しく説明する
- コードを貼り付けて何をしたいか伝える
- エラーメッセージも一緒に共有する
- 理解できない場合は、具体的にプロンプトを追加する
ただし、生成AIの回答が必ずしも正しいとは限りません。
参考情報として活用し、最終的には自分で動作確認することが大切です。
エンジニアはChatGPTでプログラミング以外にも色んな使い方がありますよ!私が実際に行っている活用法を紹介します!


同じように構成されているコーディングを真似てみる
既存のコードを参考にすることは、効率的にプログラミングを行う一つです。
例えば既存システム改修の場合、自分が実装したい機能と似た処理を見つけて、構造を真似ることで理解が深まるでしょう。
同じプロジェクトでは、類似の機能が既に存在していることがよくあります。
そのコードを読んで、どのように実装されているか学びましょう。



実装したい機能は、ある程度ワードを予想して、コード内で検索機能を使うと類似機能を見つけやすいですよ!
まずは類似機能を探して、デバック機能などで一行ずつ動作を確認しながら理解を深めます。
その後、その類似機能を参考にして、実際の業務に移るとスムーズにプログラミングが進められるでしょう。
上司や先輩に相談する
自分で調べても解決できないときは、上司や先輩エンジニアに相談することが最も効率的です。
わからない箇所について、15分以上わからない場合は、相談するようにしましょう。
時間を効率的に使うこともエンジニアの仕事です。



スクールに通っている方は、メンターに相談してくださいね!
ただし何も調べずにすぐ質問するのは避け、前述したわからない箇所をまとめて伝えると効果的です。
質問することが苦手な人にとっては勇気がいる行動ですが、適切なタイミングで相談できることも重要なスキルです。
このようにプロジェクトはチーム全体で動くため、エンジニアはコミュニケーション能力も必須と言って過言ではないです。
そうは言ってもコミュニケーションが苦手で苦痛…そんな方に向けてアドバイスをまとめた記事もご用意しています!


このように、プログラミングは「わからない」が付き物です。
しかし、「わからない」と感じることは前に進んでいる証拠であり、決して恥ずかしいことではありません。
1つ1つ解決していけば、高度なスキルを持ったエンジニアに成長していくことができるでしょう。



私も2年目ですが、いまだにわからないことの連続です。一緒に頑張ってスキルの高いエンジニアを目指しましょう!
初心者はプログラミング言語PHPがおすすめ



それでも、初心者にわかりやすい言語でプログラミングしてみたいなぁ…
もしこれからプログラミングを学習しようと考えている方には、PHPをおすすめします。
PHPはWeb開発で広く使われている言語で、初心者にとって学びやすい特徴を多く持っているためです。
PHPが初心者におすすめな理由は以下の通りです。
- 文法がシンプルで理解しやすい
- HTMLと併用することができる
- 求人数が多く、実務で使える機会が豊富
PHPは文法がシンプルでわかりやすいです。そのため初心者でも理解しやすいプログラム構造になっています。
そしてPHPは、HTMLに埋め込んで書けるため、Webページとプログラムの関係性を理解しやすいです。
またPHPは主にシステムやアプリを開発する際に使われる言語であるため、求人数が多いのも魅力的でしょう。
DMM WEBCAMP
しかも、フレームワークLaravelも併せて学べるので、システムやアプリ開発をしてみたい方にぴったりなコースです。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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まとめ:プログラミングの「わからない」は進んでいる証拠!
今回はプログラミングの「わからない」と感じたときの対処法についてお伝えしました。
プログラミングがわからないと感じるのは、英語表記やエラーの多発、説明通りに進まないといった理由から当然のことです。
しかし、わからない箇所を書き出す、検索ワードを工夫する、生成AIを活用するなどの対処法で解決できます。
また、既存コードを参考にしたり、上司や先輩に相談したりすることも効果的です。
焦らず、段階的に業務や学習を進めていきましょう!